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遺産相続承継業務

半年前からご依頼を受けて取り組んできた遺産承継業務が終了しました。

相続人は兄弟お二人で、相続が発生してから2年以上経ちますが、最初のやりとりでボタンを掛け違えてしまい、以後断絶状態に陥ってしまっていました。
分割の内容としては遺産総額の2分の1づつを均等に分割するというもので、それ自体は双方納得のゆくはずのものです。
それが拗れてしまった主な原因は、弟さんがかなり強引に手続きを進めようとしたことにあります。

そもそも当初はお兄様から、弟さんから送ってきた書類を見てほしいとの相談を受けたことから始まりました。
税理士作成の財産目録、戸籍謄本類、遺産分割協議書案、それまでのやり取りの手紙類のメモなど、かなりの分量がありました。
遺産分割協議書は、弟がいったん全ての財産を相続し、兄には相当分の代償金を払うというものでしたが、代償金額の根拠が示されておらず荒っぽいものでした。しかも日を改めて2通あり、最初のものと2回目のものとでは代償金の金額が異なっています。

どうやら弟さんが依頼した行政書士が弟さんの言われるままに書類を作成し、郵送してきたらしいのです。
これが、今回の紛争の根源となりました。

お兄様は、お体の調子が悪く自分自身では動くことができないので、できれば全てを当方に委ねたいというご意向でした。

委任契約書を交わし、委任状を頂き、遺産承継業務をスタートさせました。
相続人確定の為の戸籍収集を終えると、遠方にいる弟さんに文書を送り、その後何度かお電話でお話をしました。
文書や電話のやりとりは10数回に及びました。
その間2度山陰地方にある被相続人の実家まで出向き弟さんと面談しています。

そしてようやく遺産分割協議書の調印を済ませ、当方依頼者のお兄様の相続分を回収しました。
遺産分割協議書は、双方の相続分が金額的に均等になるように、不動産価格、預金残高を精査し振り分けました。
預金口座が多かったので、結構大変な作業になりましたが、お蔭で既に作成されていた荒っぽいものとは全く違う内容になりました。

結果、両当事者には大変喜んで頂き、苦労が報われた思いがしました。






2017年10月29日
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運営:リーガルパートナー司法書士事務所  代表:司法書士 加藤俊夫
大阪府八尾市山本町北3-3-6  TEL:0120-51-8107 FAX:072-997-7558
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